2013年 05月 25日
SHINOS・篠原さんより頂きました抹茶ドライヴの感想。 |
完成&発売のアナウンスをしました、
当店オリジナルによるオーバードライヴ、
『抹茶ドライヴ』!!!!!
でもって、今宵のblogは、
その「抹茶ドライヴのユーザーさん」でもあります、
「SHINOS AMP 代表の篠原さん」に、
「抹茶ドライヴを使われてみての御感想」を、
お聞きしました。
ので、
御紹介させて頂きまっす。
と、その前に.....
「篠原さん」とは???
ミュージシャンの多くに御愛用者が居ります、
「SHINOS AMP」の代表であり、製作者でもあり。
はたまた!?
山下達郎さん、Mr.Children、
TRICERATOPS、THE MODS...etc...と、
数多くのアーティスト&バンドさんの、
コンサート・ツアーを陰で支える、
「ローディ」っと言う"職"も、
同時に持っている方なのです。
かく言う筆者も、
篠原さんに初めてお会いしましたのは、
確か?.....2004年頃?に、
佐野元春さんのコンサート・ツアー・リハーサル中のスタジオで。
だった事を記憶してます。
それまで、
「シノちゃんって言う、いいローディが居るんだよ!」
と、
お付き合いのある、敏腕ローディさん方より、
"良い噂"は耳にしていたのですが、
実際にお会いしたのは、その時が初めてで。
で、スタジオの片隅に座り、
篠原さんの仕事を眺めてますと、
直ぐに、
皆さんのおっしゃってた意味が、理解出来ました。
「音、楽器に対し、良い意味でストイックな方。」
僕が、篠原さんの仕事を見て、
感じたファースト・インプレッションは、
今も変わらず、そう思ってます。
そんな、
"第一線の現場を数多く知る"篠原さんだけに、
今回、
アンプ製作者としての立ち位置から見ての御意見。
と、
テクニシャンの立ち場から見ての御意見。
を、
合わせてお聞きしたく、
お忙しい中、無理を申し、
「抹茶ドライヴを使用されてみての御感想」を、
頂戴したのです。
ってなワケで、
下記が、
篠原さんから頂きました文面になります。
既に、
抹茶ドライヴをお持ちの方は、
"答え合わせ"をする感じで。
現在、御購入をお考えの方は、
"参考に"お読み頂けますと、幸いです。
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都内スタジオでの某リハーサル期間中に、
歪み系のエフェクターを何台か弾き比べました。
その中で、
ずば抜けていいと思ったエフェクターがありました。
それが、
Psychederhythmさんの抹茶ドライヴ!!
このエフェクターは、
ギターリストの佐橋佳幸さんが開発・監修されているもので、
山下達郎さんのコンサート・ツアー
「PERFORMANCE 2011-2012」でも、
佐橋さんご本人が実際に使用されました。
歪み系のエフェクターや、
真空管アンプでのオーバードライブ・サウンドは、
いかに、
低域と高域のバランスが取れているかによって、
決まると思います。
何故かというと、
低域をある程度カットしないと、
ブーミーになりすぎてしまい、
かっこよく歪みません。
ストラトのリア・ピックアップだけしか使用しないのなら、
それでもかっこよく歪みますが、
フロント・ピックアップにした瞬間に、
全く使えない歪みになってしまいます。
因に、
そういうエフェクターも実際あります。
いわゆる、抜けの悪いエフェクターと例えられるものです。
そこへきて、この抹茶ドライヴは、
まさに、
その高域と低域のバランスがとれたサウンドに、
設計されていると思います。
キャラクターの違うナチュラルな歪みが2系統あり、
プレゼンス・コントロールが、
絶妙な高域のバランスを作りだしてくれる。
抹茶ドライヴの一番の決め手は、
このプレゼンスにあると思います。
音抜けの良い、
ナチュラルな、
オーバードライブ・サウンドなエフェクターですね。
真空管アンプがナチュラルに歪むタイプのものだと、
抹茶ドライヴの歪みと、真空管アンプの歪みが混ざり合い、
心地よいドライブ・サウンドが得られます。
アンプが歪まないタイプでしたら、
2系統ある抹茶ドライブを同時にオンすることで、
同じような感じになります。
1系統をブースターとして使用するのも良いと思います。
シンプルな回路構成の中に、
すばらしいアイデアが詰まっていますね。
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っと言う内容の、
お言葉を頂きました。
発売ギリギリの、
最後の最後まで改良を重ねた、
「プレゼンス・コントロール」を見抜いて貰え!?
製作サイドとしては、嬉しい限りです!
そう言えば、
上記に出て参ります、
"篠原さんがローディとして同行"されました、
山下達郎さんのコンサート・ツアー
「PERFORMANCE 2011-2012」では、
達郎さんも、佐橋さんも、
それぞれに所有されてます「SHINOS AMP」を使用し、
ツアーを回られたんデスよね。
因に、
佐橋さんは、
「抹茶ドライヴのプロトを2台所有」されてまして.....
「Proto #1 (シルバー・ボックス入り)」が.....
その後の、市販品と全く同じ仕様のモノ。
「Proto #2 (市販の抹茶ボックス入り)」が.....
"右(MATCHA)チャンネル"のみ、
敢えて、幾つか抵抗の値を変えた(2011年10月改造)、
"寄り歪み成分の少ない仕様"となってます。
ソンナコンナで、
篠原さんッ!
この度は、有難うございました。
そして、
今後とも、宜しくお願い致します。
by psychederhythm
| 2013-05-25 16:35